こんにちは、マルベリーです。
「いい人がいれば結婚したい」
という発言に対して、あなたはどのように感じますか?
「そうなんだな」と受け止めるでしょうか?
それとも「モテない言い訳」と捉えるでしょうか?
私はこの発言をする人の心理が、大きく3パターンに分けられるのではないかと考えています。
今回は「いい人がいれば結婚したい」の心理を考察したいと思います。
「いい人がいれば結婚したい」は言い訳ではない
「いい人がいれば結婚したい」は本心でもあり、言い訳でもあると考えます。
その人の考え方や状況によって、同じ言葉でも意味が異なるからです。
結婚に対する価値観の違い(3タイプ)
結婚に対しての欲求を分類すると、次の3パターンになるでしょう。
- 結婚したいから相手を探す
- 添い遂げたい人がいれば結婚を視野に入れる
- そもそも結婚に興味がないか、他の理由がある
1.結婚したいから相手を探す
このタイプの場合、まず結婚するという目的があって相手を探します。
結婚に対してポジティブなイメージを持っているか、周囲からの結婚への圧力を感じている人が多いでしょう。
別の理由があるかも知れません。
基本的に外的要因が動機になっています。
このタイプが「いい人がいれば結婚したい」と言えば、それは本心と言えるでしょう。
2.添い遂げたい人がいれば、結婚を視野に入れる
このタイプは恋人を作ることや、結婚することを前提として動いたりはしません。
1人が平気な人が多く、そもそも結婚は目的ではなく手段だと考えています。
好きになった人にはアプローチをかけ、恋人同士になることはありますが、失恋後は寂しくても代わりの誰かを無作為に求めたりはしません。
(ただし失恋後の辛さに耐えかねて、上記の1のタイプになる場合が考えられます。)
周囲からは「寂しいのを我慢している」と決めつけられることもあるので、その点では苦労します。
このタイプが「いい人がいれば結婚したい」と言う場合、本心でもあるし、そもそも積極的に結婚する必要がないと思っているでしょう。
3.そもそも結婚に興味がないか、別の理由がある
このタイプはいくつかの場合が考えられます。
- 恋愛は楽しみたいが、結婚はしたくない
- 恋愛にも興味が無い
- 結婚の同調圧力に反発したい
- 自分の時間を大切にしたい
- 経済的に厳しい
- 過去の恋愛や結婚にトラウマがある
他にもあるはずですが、ざっと思いつくだけでこれくらいですかね。
おそらく他者から聞かれても、ストレートには答えてくれない場合もあるでしょう。
だって、言いにくいですから。
このタイプが「いい人がいれば結婚したい」と言った場合、方便で使用しています。
モテない言い訳と表現することは、適切ではないですね。
外向型・内向型から見た結婚
こういった考え方の違いはどこから生まれるのでしょうか。
外向型・内向型の考え方の傾向から見てみましょう。
外向型と結婚
外向型は、目に見える成果を重視するため、結婚というステータスを求めて行動する可能性があります。
またその社交性の高さから多くの出会いに恵まれる場合が多く、恋愛や結婚に発展しやすいと言えます。
外向型は1人で居ることが苦手な傾向があります。
「いい人がいれば結婚したい」という人の中に、外向型が存在する割合は多くはないでしょう。
内向型と結婚
対する内向型は意識が自分の内部に向いており、外部の報酬より自己成長や自身の興味がモチベーションであるため、ステータスとしての結婚には関心が薄いかも知れません。
加えて対人関係においては受身である場合が多く、恋愛や結婚に発展しにくいでしょう。
内向型でも恋愛や結婚生活を楽しんでいる方もいますが、多くは外向型の働きかけによって生まれている状況が多いのではないでしょうか。
(もちろん例外も多いと思います。)
内向型は基本的に1人で居ても平気です。
恋愛や結婚ありきで、まだ見ぬ相手を探すことは少ないでしょう。
「いい人がいれば結婚したい」と言う人がいれば、内向型である可能性が高いと推測できます。
あくまで私の考察です。
これだけ見れば内向型が劣っているように見えますが、現代社会は外向型が過剰に評価されることも原因であり、しかも今回のテーマは結婚です。
決して人間的に劣っているわけではありません。
両者は表裏一体の存在であり、長所と短所もそれぞれ異なります。
またこういった気質はグラデーションであり、中間に位置する人間も多いと言われています。
言い訳ではないし、恥でもない
以上のことから「いい人がいれば結婚したい」は、言い訳ではないと考えられますし、ましてや恥などではありません。
未婚者に対して努力が足りていないという人がいますが、気質や環境がそもそも違います。
自分の意志に従って生きて偶然既婚に落ち着いた人間が、他者を見下すのは醜いものです。
現在の婚姻数が減少傾向にあるのは、貧困問題もあるでしょうが、多様化が広まったことで個人が自分らしく生きられるようになった結果だと思います。
同調圧力で少数派を責めたり、他人に生き方を強要するような文化は廃れていくでしょう。
まとめ
今回は「いい人がいれば結婚したい」の心理について考察しました。
最初の3タイプと外向型・内向型の特徴が重なる部分が多く、自分でも驚いています。
結婚制度は外向型社会の圧力が強かったことで成立していた部分もあるので、それが崩壊しつつある現代では、外向型社会が弱まってきているとも言えます。
いずれにしても、時代は大きく動きつつあります。
古い価値観にしがみつき、他者の事を見下している人間は取り残されるでしょう。
互いが互いを認め合い、支え合っていける未来にしたいものです。