世間では言い訳=悪という認識があります。
しかし一般的に言われる常識というのは間違っていることも多いはず。
私なりに考えてみました。
言い訳したくなる気持ちは悪いことではない
私は言い訳したい気持ちになること自体は別に悪いことだとは思っていません。
(長いので以降は「言い訳の感情」と記述します)
ですが、やはり誰かに言い訳をするのはおすすめしません。
言い訳の感情が生まれるのは悪くないと思う理由
そもそも白黒はっきりつけられる物事は多くないから
言い訳する人間に、自分だけが悪いわけじゃないという心理があるのは言うまでもないでしょう。
結論としてはその通りです。
世の中には白か黒かで単純に割り切れることなど多くありません。
ですから、そういった思いが生まれることは当然と言えるでしょう。
自己責任を自覚している人も多いから
自分の責任もあると分かっていても、言い訳の感情が発生してしまうこともあります。
人間は感情の動物という言葉もあるくらいですからね。
そういった人は自己責任という感覚と、やはり認めきれない部分がぶつかり合って、消化不良を起こしているのでしょう。
上にも書きましたが、白黒はっきりついていることはなかなかありませんからね。
仕方ないと思います。
誰かに言い訳をするのが悪い(良くない)理由
人間関係が悪化する可能性があるから

あ!こいつ言い訳してる(ピキーン)
↓

言い訳は悪だ!
↓

お前が悪い!
と反応する人間は残念ながら少なくありません。
そういう人間に限って「人生は自分で切り開かなきゃ」とか言ってくるのでウザいのですが、自分は正しいと悦に浸るのでさらにタチが悪いです。
まあ結論は正しいんですけどね。

結局何が言いたいんだ?
誰かに対して言い訳をしても、自分に対する評価も下がるし、自分も相手が嫌いになるし、イライラする。
つまり「win-win」の反対の「lose-lose」になる可能性があるのでよろしくないということです。
仮に言い訳を受け止めてくれて、その場はうまくいったとしても、相手の心に負の感情が芽生える可能性も0ではありませんから。
信頼関係が築けている相手であればこの限りではないですが、そうであっても避けるのが無難です。
根本の解決から遠ざかる可能性があるから
もしあなたの言い訳が受け入れられたらどうしますか?
そこで終わる可能性はありませんか?
確かに私は白か黒かで計れないこと(全責任が自分にあるわけではない場合)も多いと言いました。
ですが相手に言い訳を認められたら、黒い部分(自己責任と感じていた部分)はどうなるでしょう?
変わらず解決させる方向に持っていけると自信を持って言えるでしょうか?
満足して、そこで終わりにしてしまう人も決して少なくないと思うのです。
誰かに言い訳をすることの危険性はこういったところにもあります。
※分かりやすい説明のために色の概念を使用しています。
黒に悪い印象を持たせる意図はございません。

うーん、じゃあこのモヤモヤはどうしたらいいのかな?
言い訳の感情は自分自身で消化することをおすすめしたい
書き出してみる
結局そうなるのかとガッカリした方もいると思いますが、こうするのが良いと思います。
モヤモヤしている自分の頭の中を整理しましょう。
紙やPCの文書ソフトなどに客観的にみた状況を書き出して、自己責任の部分とそうでない部分を分かりやすくするのです。
自己責任の部分は改善すれば良いわけですし、そうでない部分も、今後同じような境遇になった場合にどう対処するかを検討すれば、冷静になれると思います。
自分に言い訳をしない
言い訳の感情を自己消化する場合に気をつけたいことがあります。
それは自分自身に対しても言い訳をしないということです。
仕方ないと済ませてしまうことばかりを繰り返すと、自分の責任を感じられなくなってくる可能性があります。
人間は習慣によって作られると言いますので、ここは踏ん張りどころです。
まとめ
結局言い訳をすることは悪いという結論になってしまいましたが、大切なのはそこに向かうまでのプロセスだと私は思っています。
考えず結論だけ見て悪いと表現する人が多くいるので、言い訳の感情と戦っている人が苦しむのでしょう。
大切なのは自分の意思です。
惑わされず生きたいものですね。