コロナ禍によって「おうち時間」という言葉もすっかり定着しました。
自宅にいる時間が増え、おうちでできることを新たに始める方も多いようです。
もともとやっていたことも時間が増えることになるのですが、中でもゲームに費やす時間は世間では問題視されているように思います。
この記事では誰かにゲームをやめさせたいと思っている方(主に親御さん)に向けて書いています。
ゲームを無理にやめさせるのは逆効果
ゲームを無理にやめさせるのは逆効果です。
ゲームをと書きましたが、これは何においても言えることです。
あなたは自分が好きでハマっていることを突然中止されて、納得できるでしょうか。
無理やり奪われたとして、その後相手の意に沿うように行動したいと思うでしょうか。
そうはならないでしょう。
単純に考えてみても、相手に何かをやめて欲しい時に無理にストップをかけるのはおすすめできないと言えます。
カリギュラ効果
「カリギュラ効果」という概念をしょうかいします。
意味は以下の通りです。
カリギュラ効果(カリギュラこうか)別名カリギュラ現象とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことを言う
Wikipediaより引用 – カリギュラ効果
1980年に『カリギュラ』という映画があったそうですが、その過激で残虐な内容からアメリカでは一部の地域で公開禁止になりました。
これによってかえって世間の関心を買ったことからこの言葉が生まれたということです。
心理学的にも、無理にやめさせるのは効果的とは言えないようですね。
カリギュラ効果の具体例
誰かに内緒の話をする時に「ここだけの話」、「誰にも言わないでね」と言うのは決まり文句ですね。
よほど口の堅い人間でない限り、同じセリフを使って誰かに話してしまうシーンが容易に想像できますが、この場合もカリギュラ効果が発生しています。

宝くじの当選がバレる原因の1つにこれがあるようです

誰かに「内緒だよ」って話したくなる気持ちはなかなか抑えられないもんね

当選後にしてはいけないことのマニュアルがもらえるらしいけど、
それでも抑えきれない人はいるんだろうね
「心臓が悪い人は見ないで下さい」といったホラー映画のCMなども、カリギュラ効果を上手く利用していますね。
じゃあどうすればいいの?
いきなり論点がズレますが、ゲームをやり続けることのデメリットって何だと思いますか?
確実に言えるのはその時間を他に充てられなくなるということです。
頭が悪くなるなどとよく言われますが、勉強に充てられる時間が減ることで、結果的に成績が下がるだけの話です。
これを思考停止している人間が、頭が悪くなると信じるのでしょう。

情報を鵜呑みにする残念な人間だと思います

お前の演説はいいから話をもとに戻したら?
・・・親の場合、延々とゲームをやり続けているわが子を見て、不安になるのは当然と言えるでしょう。
しかし思考停止の末、「ゲームをやめて勉強しろ」と言うことに意味がないどころか、逆効果であることはお分かり頂けたと思います。
じゃあどうすれば?
残念ながら絶対的に正しい方法はありません。

なんだそりゃ

そんなものがあったら、誰も苦労しないでしょ?
ただ、我が子と信頼関係を築き、話し合うことは必要だと思います。
親子というだけで信頼関係が当然に存在すると思い、ないがしろにしている家庭もあるでしょうから。
ゲームはともかく、社会に出てからも避けた方がいいものも多くあります。
単にやめろと言うだけではそれらについても子供は納得しないでしょう。

お前みたいにパチンコにハマっても困るしな

・・・・・・・・・・・
ちなみに私の親は「ゲームやめろ」、「勉強しろ」というタイプ。
子供と一緒にパチンコに行く親でした。
(後者は大学生になってからの話・・・さすがに当然ですね)

言い訳だな

分かってるよ・・・
せめてゲームとパチンコを逆にしてほしかった・・・
まとめ
今回は「ゲームを無理にやめさせるのは逆効果」というテーマでお伝えしました。
相手を想うあまりついつい感情的になってしまうこともありますが、望まない結果を招いてしまうのは残念ですよね。
一方的に言わず、相手を想いやることが問題解決への第一歩だと思います。
まずは話をしてみましょう。