やりたいことが見つからない方へ

日常ノート

自分にはやりたいことなんて見つからないのに、なぜあの人はそれを見つけ、人生を謳歌しているんだろう。
自分が何のために存在しているのかわからない・・・。
そんな悩みを抱える方は決して少なくないと思います。

この記事では、やりたいことを見つけられた私が考える「見つけられない理由」と「私の経験談」をご紹介します。

行動や人生経験が足りていない可能性がある

ずっとやりたいことが分からなかった私

やりたいことが見つからない理由は様々です。
私の場合をエピソードも交えてお伝えしますね。

適職診断や性格診断の結果で判断しようとしていた

自分は何のために生きているんだろう・・・。
これまでの人生で幾度となく考えたことがあります。
そう思った時にすがるように始めるのがこれでした。
結果を見て(大体当たってるかもな)と思いつつも、どうもしっくりこない感覚。

今にして思えば、当然でした。

誰かにおすすめされた映画があったとしても、実際にそれを観なければ内容が分からないように、いくら診断結果が道を示してくれても、行動しない私にその先を見ることはできなかったからです。

いつか運命の出会いが訪れると思っていた

何気なく生きていて、ある時突然電流が走ったように、

「自分のやりたいことはこれだっ!!!」

となることなどありえません。

私はいつかそんな瞬間が訪れるだろうと無意識に考えていました。
動機は何にせよ、自ら行動することなしに、結果だけが訪れることなどありはしなかったのです。
これは恋愛においても同じだと言われますね。
私は恋愛に関しては・・・

マルベリー
マルベリー

ゲフンゲフン!

現在と過去を切り分けて考えていた

最終的に、私は過去の経験と現在の行動を結び付けてやりたいことに気付きました。
しかしこれまでは過去から目を背け、逃げるように未来の事ばかり考えていました。
私には忘れたい過去が多く、それも拍車をかける要因になっていたと思います。

忘れたいことも含め、ある程度の人生経験が必要であったとも言えます。

私がやりたいことを見つけられた流れ

ここでは私がやりたいことを見つけられた流れを書いています。

現在の行動と過去の経験が結びついた

きっかけは5度目のブログを始めたこと

今の私にとって、ブログは自分のやりたいことであるとはっきりと言えます。
しかしそれが実感できたのは今回が初めて。
5回目のブログを始めてからでした。

最初のブログは大学生の時に作りました。
あるオンラインゲームに講義そっちのけでハマっていたのですが、その運営会社がゲームのブログを作ろうという企画をしており、それに乗っかった形です。
ギルメン(ゲーム内のチームメンバー)も続々と始めており、毎日みんなと記事を見せあいながら、ゲーム内のチャットで感想を言い合ったりし、とても楽しかった記憶があります。
ギルメンのみんなを笑わせようと、記事の構成を練る間も楽しくて、ああでもない、こうでもないと、1記事に数時間をかけ、夢中でPCに向かっていたのを覚えています。

結局就職活動のためにゲームはやめ、それに伴ってブログへの情熱も自然消滅しました。
最近またブログを始めるまで、このことはすっかり忘れていました。

マルベリー
マルベリー

ちなみにそのゲームはいまだにサービスを続けているようで、驚いています。

(β版の時から始めたので少しうれしい)

2回目~4回目は広告収入目的で始めたのですが、すぐに挫折。
それぞれ大学生活後半、29歳、33歳の時だったと思います(うろ覚え)。

ではなぜ5回目のブログでやりたいことに気付けたのでしょうか。

結びついたのは忘れたい経験だった

私の人生は失敗の連続で、他者に誇れるものなどほぼ無いと言っていいでしょう。
真面目に勉強しなかった浪人時代。
引きこもって単位を落とし、あげく留年をした大学時代。
長く苦しみ、多重債務にまで陥ったパチンコ依存症。
挙げれば切りがありません。

マルベリー
マルベリー

自分で道を選んだことなんて数えるほどもないです

ただ発想を変えれば、私ほど失敗経験が豊富な人間もそうはいないと言えます。
これを様々な角度からブログのネタにすれば、ネタ切れには困らないのではないかと考えました。

予測変換に浮かんだ「助けて」の文字

美談にするつもりはありません。
これが私の「やりたいこと」に繋がった瞬間でした。 

ネタがあるとは言え、これまでの挫折経験から、闇雲に始めてもまた失敗するだろうな・・・と思った私は、まず勉強から始めることにしました。

幸いなことに現代の世は、ネット環境さえあればほぼ何でも学べる時代です。
ブログの書き方にしても例外でなく、先輩ブロガー達が日々アクセス数を競い合い、質の高い情報を数多く公開していました。

そこで学んだ1つが、大切なのがキーワード選びであること。
ツールやGoogleの予測変換機能を利用し、上位にあるワードを使用すればアクセス数を稼ぎやすくなるというものでした。

そして「パチンコ やめたい」と検索窓に入力すると・・・。 

すごく嫌な感覚が全身を巡りました。
次に来るワードがあったとして、せいぜい「できない」や「方法」だろうとタカをくくっていました。

とても他人事には思えず、次の瞬間には、
(俺が助けてやる)
体の底から湧き上がってくる力を感じていました。

やりたいことは自分の中にあった

それから書いて、迷って、勉強してを繰り返し、30時間以上かけて記事を仕上げることになります。
1日10時間以上PCに向かっていた日もありました。
それだけ夢中になれたのは、パチンコを除けばゲームくらい。
この時にはおぼろげながら、自分のやりたいことの輪郭が見えていました。

過去のゲームブログの時もそうでしたが、

【誰かを想って文章を書く】

という行為の中に私のやりたいことはあったのです。

就活生のみなさんへ

就職とは自分自身を枠に押し込める行為

就職活動に際し、

「やりたいことが分からない」
「そもそもやりたいことなんてねえよ」

と悩んでいる方も多いと思います。
当然だと思います。

就職するということは、自分自身を企業という枠に押し込めることに他ならないからです。

そこにやりたいことがなかったとしても、何ら不思議なことではありません。
ただ、勘違いしないで頂きたいのが、就職することが悪だと言っているのではありません。

企業を利用するのも手段の1つ

まだ若いあなたには、人生経験が圧倒的に不足しています。
それは企業の中で身につくことかも知れませんし、そうでないかも知れません。
そこからやりたいことが見つかる可能性も十分にあります。

なので、経験とお金を得るために企業を利用するのも1つの手段と考えましょう。
利用だなんて・・・と、優しいあなたが気にすることはありません。

向こうはこちらが気に入らなければ容赦なく切り捨ててくるのですから。

まとめ

やりたいことは人生の拠り所となり、道に迷ってもそこに戻って自分を見つめなおすことができます。
ただ私のように自分の中にあっても気づかなかったり、人によってはまだ存在していなかったりもします。
大切なのは焦ることなく日々考え、行動を起こすことだと今更ながら感じています。
やりたいこと探しに囚われ、思い悩んで消耗するのは本末転倒ですからね。

あなたがやりたいことを見つけられるよう、及ばずながら祈っています。

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